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06月26日-委員長報告、質疑、討論、採決等-05号

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  1. 上田市議会 1996-07-19
    06月26日-委員長報告、質疑、討論、採決等-05号


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    最終取得日: 2021-07-10
    平成 8年  6月 定例会(第2回)議事日程 第 1 農業委員会委員の推せん 第 2 真田町外1市1町共有財産組合議会議員の選挙 第 3 議案第45号 第 4 議案第46号から第49号 第 5 議案第50号から第53号 第 6 議案第54号 第 7 議案第55号及び第56号 第 8 議案第57号から第62号 第 9 議案第63号 第 10 議案第64号から第67号 第 11 報告第5号及び第6号 第 12 報告第7号 第 13 報告第8号から第12号 第 14 報告第17号及び第18号 第 15 議案第68号及び第69号 第 16 議案第70号及び第71号本日の会議に付した事件 日程第1から第16まで出席議員(31名)     1   番   上   原       憲   君     2   番   成   田   守   夫   君     3   番   丸   山   正   明   君     4   番   宮   下   昭   夫   君     5   番   柄   沢   荘   一   君     6   番   武   藤       弘   君     7   番   井   出   康   生   君     8   番   井   出       実   君     9   番   矢   島   昭   八   君     1 0 番   南   雲   典   子   君     1 1 番   土   屋   陽   一   君     1 2 番   手   塚   克   巳   君     1 3 番   田   中   正   雄   君     1 4 番   福   沢   正   章   君     1 5 番   石   川       幸   君     1 6 番   川   上       清   君     1 7 番   成   沢   捨   也   君     1 8 番   塚   田   基   男   君     1 9 番   藤   原   信   一   君     2 0 番   小   池   重   徳   君     2 1 番   金   井   忠   一   君     2 2 番   高   遠   和   秋   君     2 3 番   倉   沢   俊   平   君     2 5 番   小   泉   連   夫   君     2 6 番   甲   田   定   男   君     2 7 番   今   井   正   昭   君     2 8 番   桜   井   啓   喜   君     2 9 番   石   井   重   義   君     3 0 番   小   山   正   俊   君     3 1 番   小 宮 山       仁   君     3 2 番   石   川   美 和 子   君欠席議員(1名)     2 4 番   土   屋   勝   利   君説明のため出席した者     市   長   竹   下   悦   男   君     助   役   平   尾   哲   男   君     収 入 役   等 々 力       寛   君     政策推進部長  田   口   邦   勝   君     総合調整参事  本   房   利   治   君     企画課長    小   出       俊   君     秘書課長    土   屋   朝   義   君     財政部長    宮   島   照   彦   君     財政課長    武   井       孝   君     市民生活部長  小   泉   健   一   君     商工観光部長  中   沢   宮   彦   君     農政部長    山   崎   晴   康   君     都市整備部長  大 井 戸   荘   平   君     建設部長    小   林   善   幸   君     消防部長    宮   本   智   夫   君     健康福祉部長     福祉事務所長  山   越       昇   君     水道事業     管理者     高   橋   邦   夫   君     教 育 長   内   藤       尚   君     教育次長    荒   井   鉄   雄   君事務局職員出席者     事務局長    清   水   健   吾   君     事務局次長   山   崎   正   幸   君     議事係長     調査係長    金   子   義   幸   君     主   査   金   井   浩   一   君     主   事   津 久 井       剛   君   午後 1時 30分   開議 ○議長(上原憲君) これより本日の会議を開きます。 諸般の報告 ○議長(上原憲君) この際、諸般の報告を行います。 各委員会における陳情審査結果についてお手元に一覧表を配付してありますので、ご了承願います。 △日程第1 農業委員会委員の推せん ○議長(上原憲君) 日程第1、農業委員会委員の推せんを議題といたします。 一般選挙による農業委員会委員の任期が来る7月19日をもって満了することに伴い、議会推せんの農業委員会委員についても農業委員会等に関する法律第15条第4項の規定により、7月19日をもって任期が満了いたしますので、この際、次期農業委員会委員の推せんを行います。ここで、地方自治法第117条の規定により該当議員の退席を求めます。          〔当該議員退席〕 ○議長(上原憲君) お諮りいたします。本件については、議長指名により推せんいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、議長指名により推せんすることに決しました。 次期農業委員会委員に    満木 洋子君   宮下 昭夫君   田中 正雄君    金井 忠一君   小山 正俊君 以上5名の諸君を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま指名いたしました諸君を次期農業委員会委員に推せんすることにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君が次期農業委員会委員に推せんされました。          〔当該議員入場〕 △日程第2 真田町外1市1町共有財産組合議会議員の選挙 ○議長(上原憲君) 次に、日程第2、真田町外1市1町共有財産組合議会議員の選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。 お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。 真田町外1市1町共有財産組合議会議員には    矢島 昭八君   川上  清君   成沢 捨也君    今井 正昭君   小山 正俊君   小宮山 仁君 以上6名を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま指名いたしました諸君を真田町外1市1町共有財産組合議会議員当選人と定めることにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君が真田町外1市1町共有財産組合議会議員に当選されました。 ただいま当選されました諸君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。 △日程第3 議案第45号 ○議長(上原憲君) 次に、日程第3、議案第45号を議題とし、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小宮山 仁君登壇〕 ◎総務文教委員長小宮山仁君) 総務文教委員会は去る6月20日に開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 まず、議案第45号について申し上げます。答申書には、全国の類似都市の状況も見て検討したことが出ているが、その中で上田市はどういう位置にあるのか。これに対して、比較した時点で既に改定した市や検討中の市もあったと思うが、人口で見た類似都市32市の中では市長12位、助役16位、収入役18位、議長、副議長、議員は26位である。また、産業構造まで見た類似都市53市の中では市長16位、助役22位、収入役28位、議長44位、副議長、議員は43位である。 次に、行政委員附属機関の委員の報酬はもとになる金額が少額であり、改定率も低いことから三役や議員の報酬の改定に比べて格差が広がることとなってしまう。行政委員附属機関の委員の報酬については、どのような考え方と根拠で改定を行うのか。これに対して、答申された平均改定率を参考にするが、県内各市の同種の委員の状況や過去の改定において、若干の修正を加えたものについても考慮した結果、このような額と改定率になったものである。 次に、食糧費の問題が社会的になる中で、会議で使う食糧費の一部が報酬的につながっていく部分があるので、報酬を引き上げるに当たり食糧費についてどういう考慮をしたのか。これに対して、報酬の額と食糧費は別の問題と考えている。したがって、今回の改定に当たり食糧費のことは考えていない等の質疑応答がありました。 討論において、社会情勢が深刻な不況にある中での特別職の改定には賛成できないこと、また他市との比較においても特に低いということはなく、ここで上げなければならない緊急性がないこと、さらに行政委員などの待遇が低く、もっと考慮すべきであるのに格差を広げることは賛成しかねること、以上の理由により本案に反対するとの反対討論があり、挙手採決の結果、挙手多数となり、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより討論に入ります。小池君。          〔20番 小池 重徳君登壇〕 ◆20番(小池重徳君) 議案第45号 特別職職員等の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例中一部改正について、反対の立場から意見を申し上げます。 答申でも述べられているように、我が国の経済は、長期にわたる深刻な不況が続いていること、また雇用状況も非常に厳しい状態が続いている中で、類似都市と比べ特別職の報酬が低いとは思われないこと、2年間据え置かれているとはいえ、報酬の額及び上げ幅が少ないとはいえ、さらに行政委員との差が大きく開いていること、市民感情からいっても特別職の報酬の引き上げは見送るべきであるというふうに考えます。 以上、反対の意見を申し上げました。 ○議長(上原憲君) これより採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕
    ○議長(上原憲君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第4 議案第46号~第49号 ○議長(上原憲君) 次に、日程第4、議案第46号から第49号まで4件一括議題とし、まず議案第46号につき、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小宮山 仁君登壇〕 ◎総務文教委員長小宮山仁君) 議案第46号について申し上げます。 現地災害対策本部にはどのような立場の人を充てるのか。これに対して、災害対策本部長は市長が務めることになっており、状況にもよろうが、市長が指名するものとしては助役等の幹部ということになる。なお、本部員については部長クラス、その他の職員については課長クラスを充てることになっている。 次に、モービル石油の油脂火災のときの状況を見ると、実際には消防部長現地災害対策本部長の立場にあったと思う。広域の消防長の立場も兼ねているということもあるが、実務を掌握するということを考えたときに、ほかの方では兼ね合いとしてどうなのか。これに対して、各部長については、それぞれの任務が決っているので、その中で連携を図っていくことになる。消防部長については、第一線の現場の指揮者であり、また広域の方も兼ねている。災害の状況によりいろいろなケースがあると思うので、実際の状況に対応して、現地対策本部を設置していくとの質疑応答があり、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君)  次に、議案第47号、48号及び第49号につき厚生委員長の報告を求めます。厚生委員長。          〔厚生委員長 川上 清君登壇〕 ◎厚生委員長川上清君) 厚生委員会は去る6月20日に開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 まず、議案第47号については、この条例を制定することによってそれぞれの施設の修繕などの予算は全部市民課で執行するのか。これに対して、コミュニティ関係の施設の整理・統合ということだけで、運用については今までどおりなので、修繕などについては従前どおりそれぞれの担当課で対応する。 次に、条例の中の別表に使用料が出ていない施設もあるが、それらの施設を使用する場合の使用料の取り扱いはどのようになるのか。これに対して、この条例はあくまでも関係施設の整理・統合だけで、運用については今までどおりなので、使用料についても従前どおり利用していただく。 次に、第7条にある減免の範囲はどこまでか。これに対して、詳細についてはそれぞれの施設でこれから管理規程などで定めていくが、例えば下堀のコミュニティセンターは、下堀自治会に管理を委託するが、原則として下堀自治会が使うときは減免となって、それ以外の地区の皆さんが使用する場合には、第1表の使用料に基づいて料金をいただくことなる等々の質疑応答がありました。 次に、意見において、施設を貸す場合に営業を目的としないというふれ込みで借りておきながら実際には霊感商法のようなことを行うような場合が心配されるので、管理規程の中にもきちんと盛り込んで間違いを起さないように特に注意をしてもらいたい。また、施設によってはどこが担当課なのかわからない施設もあるので、こうした条例で一本化を図るに当たっては、それぞれの担当課と連絡・調整を密にして進めていっていただきたいとの要望意見があり、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第48号については質疑討論もなく、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第49号については、23万5,000円を24万円に引き上げることによって該当になる方はどのくらいいるのか。これに対して、12世帯の40人ぐらいと見込んでいるとの質疑応答があり、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより第46号から第49号まで一括して採決いたします。本案4件、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、本案4件原案のとおり可決されました。 △日程第5 議案第50号~第53号 ○議長(上原憲君) 次に、日程第5、議案第50号から第53号まで4件一括議題とし、まず議案第50号及び第51号につき産業経済委員長の報告を求めます。産業経済委員長。          〔産業経済委員長 手塚 克巳君登壇〕 ◎産業経済委員長手塚克巳君) 産業経済委員会は去る6月21日に開催し、付託案件の審査を終了しましたので、この概要について順次ご報告申し上げます。 まず、議案第50号について申し上げます。商店街活性化計画策定事業助成金が50万円と少額であるが、この金額で申込者はいるのか。これに対し、この事業は計画の策定というソフト事業であり、調査測量等について助成するものであるためこの金額としたが、申し込みはあると思う等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第51号につきましては特段の質疑もなく、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) 次に、議案第52号及び第53号につき総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小宮山 仁君登壇〕 ◎総務文教委員長小宮山仁君) まず、議案第52号について申し上げます。 別表第4の介護補償表には、常時介護と随時介護の別があり、この障害の程度については、別表第2及び第3の傷疾補償障害補償の規定を用いている。この中で1及び2については理解ができるが、3では第1級の障害があって前2号に上げるものと同程度の介護を要するものとあるが、一般的には第1級というのは動けない状態であると思う。したがって、第1級であれば、介護補償があると考えてもいいのか。これに対して、具体的に出てこないとわからないが、例えば第1級に両眼が失明したものとあるわけだが、本人の状況により介護が必要であれば対象となるだろうし、自分で行動できるようならば外れると思われる。したがって、1及び2に該当する場合以外は、その具体的な状態によって決まってくる等々の質疑応答があり、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 続いて、議案第53号について申し上げます。以前は、国の退職報償金の基準が低いために市で上乗せをしていたが、今もそのような措置はしているのか。これに対して、国の基準は5年刻みで5年以上について対象となるが、市としては3年以上5年未満についても支給することとし、刻みも5年の中を分けて1年刻みで支給するようにしているので、それらによって支給される分が上乗せとなっている等の質疑応答があり、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより第50号から第53号まで一括して採決いたします。本案4件、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、本案4件原案のとおり可決されました。 △日程第6 議案第54号 ○議長(上原憲君) 次に、日程第6、議案第54号を議題とし、まず総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小宮山 仁君登壇〕 ◎総務文教委員長小宮山仁君) 議案第54号中担当分について申し上げます。 消防部関係において、消防団員の待遇が薄いと言われているが、報酬の改定率1.9%の根拠は何か。また団員数は1年のうちに変動があると思うが、現在の実数は何人か。これに対して、改定率は計算して出したわけではなく、類似市や県内他市の状況などを参考にして判断したものをお願いしている。消防団員の実数は、5月1日現在で1,189人である。 次に、政策推進部ほか関係においては、歳入に菅平区長からの一般寄附が計上されているが、インターの名称が上田菅平となったことのお礼の意味があると聞いた。行政のあり方として好ましいとは思えないが、行政間にこのような慣習があるのか。また、真田町の観光協会で不祥事があったが、協会は関係していないのか。これに対して、確かにインターの名称に対するお礼の意思表明ということが趣旨であるが、特にこのような慣習はなく、単に菅平区の意思表明ということで、今後行政間で問題となることではないと考える。また、ご寄附いただいてから数日後に観光協会の事件が出たわけだが、市長から関係しているならば寄附を辞退する旨真田町長に伝えたところ、一切その心配は無用であるとのことであったので、いただいたものである。 次に、教育委員会関係においては、文部省のモデル指定事業であるスクールカウンセリングはどのように実施するのか。これに対して、カウンセラーは県の臨床心理士協会心理士2人を児童相談所を通じて推薦してもらい、教育委員会が任命する。カウンセラー中学校1校を指定して、そこに所属していただき、随時そこを中心に各学校を回っていただくことを考えている。仕事としては、児童生徒からの相談はもちろん、先生や保護者からの相談にも応じていただくことを考えている。 次に、山王山公園整備について、市長の提案説明では無言館に土地を貸したり公園として整備するということだが、用地の状況や今後の計画についてはどうなっているのか。これに対して、山王山には地目は原野であるが市の土地が2万9,599平方メートルあり、無言館として利用するのは、このうちの2,200平方メートルである。公園化事業については、山王山の付近及び西安曽岡の地域で約7.3ヘクタールの規模を予定している。今回お願いしているのは、無言館の関係の用地造成水道布設、水道をポンプアップするためのポンプ室用地買収費などであるが、現在公園整備についても検討中であり、整備計画ができ次第お諮りし、進めていきたい。 次に、行政において計画性は大切なことであり、公園建設の要望が市内全域で多い中で、全体のバランスをとって事業化しなければならないと思うが、山王山の事業はその点は十分考えたのか。これに対して、実施計画の中にも長期計画の中にもあったものではないが、大変よい計画が地元自治会などからも提案されているので合わせてこれを行いたいというものである。また、荒れ地として放置されていた場所が開発されることは、地域にとって有益なことであるとの観点から公園化の計画を進めてまいりたい。全市的な公園計画の中でなされるべきかもしれないが、これを契機に地域の活性化も合わせて考えてまいりたい。 次に、第一中学校用地造成計画について伺いたい。これに対して、用地4万平方メートルを3面に分けて荒造成し、排水路溝暗渠排水溝を設けるものである。地なりが多少北から南へ傾斜しているので3段となるが、教育委員会としての案とすれば、グラウンドは一番高い東側に配置し、普通教室棟特別教室棟は次に高いその西側に、テニスコート駐車場は一番低い国分の坂を上がったところに配置したいと考えている等々の質疑応答がありました。 また、菅平区長からの一般寄附について、インター命名権は、本来は道路公団にあるものであり、運動の結果としてこうなったものだと思う。この寄附には真田町としての気持ちも入っているものであり、こうした事業決定に対してお礼が慣習づけられることは行政のあり方ではないので、今後は節度をもって留意していただきたいとの要望が出されました。 次に、討論において、先ほど特別職等報酬改定の条例案に反対したが、同様の理由でそのための予算措置を含む本案にも反対するとの反対討論があり、挙手採決の結果、挙手多数となり本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) 次に、産業経済委員長の報告を求めます。産業経済委員長。          〔産業経済委員長 手塚 克巳君登壇〕 ◎産業経済委員長手塚克巳君) 議案第54号中担当分について申し上げます。 まず、商工観光部関係において、フランス絹織物芸術展開催補助金について、この芸術展はどこが主催するのか。これに対し、国レベルではNHKの外郭団体である3社が事業主体となり、日本で初めて巡回展として展覧会を開催する。上田においては、フランス・リヨン絹織物展上田特別展実行委員会が主催者となっており、この実行委員会は今年5月24日に18人の各機関の設立発起人により設立されたものであり、実行委員長には北条舒正元信州大学学長がなっている。 次に、開催総費用は幾らであり、上田市の補助はどのくらいの補助率となるのか。これに対し、総費用は2,381万円であり、上田市の補助率は63%となっている。 次に、入場者数を何人ぐらいに見込んでいるのか。これに対し、入場者数は目標として1万人を見込んでいる。 次に、上田市以外の開催地は東京、京都、大阪となっているが、なぜ上田で開催するのか、その効果はどうか。これに対し、上田市で開催する理由は、リヨンが養蚕を主体として発展してきたということ等歴史的に上田市との共通点がある。歴史を再認識してまちづくりをしていくためのものであり、支援をし、民間活力を高めていくよい機会ととらえ、さらに幅広く宣伝していくことにより、観光面でも上田をPRできるという効果が見込まれる。 次に、開催会場は上田高砂殿ということであるが、中心商店街とどのように結びつけていくのか。これに対し、開催会場については信州大学繊維学部ほか中心商店街の中にも候補会場は幾つか当たったが、条件を満たす適当な会場として高砂殿となった。会場から上田城跡公園、さらに大手町、原町、海野町、中心商店街、松尾町へと回遊できるようなイベント等を考えてきたい。 次に、蔵と水辺を活用するまちづくり事業費の中で池波正太郎記念館についての寄託物品目録作成委託料、展示施設実施設計等委託料があるが、開館はいつになるのか。また、蛭沢川との関連についてはどうか。これに対し、記念館は平成8年度、9年度事業として計画しており、平成10年の4月開館を目指している。引き続きこの記念館から、蛭沢川遊歩道を考えていきたい。 次に、観光誘導標識設置工事費については、どのような目的で設置するのか。これに対し、今秋の上田菅平インターの利用開始に伴って観光客を別所温泉、上田城、国分寺等へ誘導するために設置するものである。 次に、農政部関係において、沢山池管理設備維持管理費補助について今回初めてであるが、どのようなものか。これに対し、一級河川の指定に伴い、防災ダム規模にするために県で監視施設をつくったが、その維持管理費であり、防災にも役立つということで上田市塩田平土地改良区へ補助するものである。 次に、農協がJA信州うえだとなり広域化したが、広域的に利用する光センサー方式の果実選果機についてはどのように補助していくのか。これに対して、補助は作付面積、出荷数、組合員数等に基づき、一定の比率により関係の自治体にも負担していただくということで進めていく。 次に、廃おが粉の再利用の補助金とはどのようなものか。これに対し、廃おが粉を炭化処理し、良質な堆肥化するための研究開発費の補助である等々の質疑応答があり、本案中担当分については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) 次に、厚生委員長の報告を求めます。厚生委員長。          〔厚生委員長 川上 清君登壇〕 ◎厚生委員長川上清君) 議案第54号中担当分について申し上げます。 まず、市民生活部関係において、部落解放審議会委員報酬15人分が出ているが、本会議において、市長が一般質問に対して審議会に諮問したと答弁しており、これから審議会が開かれるのではないかと思うが、今回のベースアップ分だけで賄えるのか。これに対して、条例制定については6月3日に審議会会長へ諮問したが、その時点では6月補正予算も締め切られていた。現在のところ5回分の予算が取ってあるので、審議会を開催して委員の皆さんに審議会の審議方法について小委員会にするのか、15人全員で開くのか協議をしていただいて、足りない場合には今後の補正予算で組んでまいりたい。 次に、部落差別撤廃条例の制定に関して、過去の定例会の本会議における市長の答弁では検討中とか、研究するということではなくて、「条例は制定しなくてもいいという考えだ」とか、「地方自治体でなく国でやってもらうのだ」ということを一貫して言ってきて、議会もそれに歩調を合わせて考え方や行動をともにしてきたが、市と市議会が両輪で進んでいくべき点で不手際があったのでないかと思うが、どう考えるか。これに対して、平成6年12月定例会での小池議員の質問に対しては、「今のところ考えていない」と答えている。また、平成7年6月定例会での藤原議員の質問に対しては「基本法はともかく、市が条例をつくってやるのだという姿勢での諮問はしません」という答え方をしており、全く諮問をする気はないということではないという内容になっていることが議事録の中から解釈できる。しかしながら、議会との連携や意思疎通の面では、担当部として不十分であったと反省している。 次に、じんかい処理費で2,000万円も計上してどうしてわざわざ遠くへ持っていかなければならないのか。また、見積もりはどこからとったのか。これに対して、トン当たり2万2,500円で863トンを予定しており、これに消費税を掛けたものである。委託先は株式会社和田で、処分地は豊田村にある株式会社飯山陸送の一般廃棄物処分場へお願いをしたいというものである。不燃ごみの処分については、株式会社和田の施設を通らないとなかなか持ち出せないことから、株式会社和田とも取引のある処分場へということで、今回1社の見積もりである等々の質疑応答がありました。 次に、健康福祉部関係において、マルチメディア在宅介護支援システムについて国に申請中ということだが、いつごろスタートするのか、今後の見通しはどうか。これに対して、当初は5月中には国からの内示があるものと言われていたが、厚生省では薬害エイズの問題や介護保険の問題等々で世上をにぎわす中で大分おくれているのではないかと思われるが、早ければ6月中か遅くとも7月には内示があるのではないかと考えている。10分の10の補助ということもあり、早く国の内示が得られるよう近いうちに上京してお願いを申し上げたいと考えている。 次に、テレビ電話の機器は100台の賃借料が340万円ほどだが、機種によっては10万円から50万円もするものもある中で、この程度の予算で大丈夫なのか。これに対して、機器は日進月歩であり、機種が新しくなった場合にリースの方が有利であるし、安くできるので事務折衝を積み重ねる中で、何とかこの金額でお願いしたいと考えている等々の質疑応答がありました。 次に、意見において、下室賀最終処分場に関する問題については、マスコミでも論じられている中でもあるが、この処分場も10年もつかどうかということなので、今後また新しく処分場を確保するに当たって誠意ある対応をしていくことが非常に大事であるので大変だとは思うが、十分配慮して進めていっていただきたいとの要望意見があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) 次に、建設水道委員長の報告を求めます。建設水道委員長。          〔建設水道委員長 福沢 正章君登壇〕 ◎建設水道委員長(福沢正章君) 建設水道委員会は去る6月21日に付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告いたします。 議案第54号中担当分について申し上げます。まず、建設部関係において、上信越自動車道開通記念プレイベント委託料が計上されているが、イベントはどのようなことを計画しているのか。これに対し、10月10日と11月3日にイベントを予定している。その内容は、10月10日には今まで古戦場ハーフマラソンとして行ってきたマラソンが今年度10回記念になるので、ハイウエーマラソンとして高速道を走って行う予定でいる。11月3日については、プレイベントとして東部町から坂城町まで高速道路を自転車で走るサイクリングファーストラン、写真コンテスト、表彰式、ローマン橋の渡り初め等を準備委員会で計画している。 次に、都市整備部関係では、土地区画整理事業費で測量作図等の委託料が計上されているが、これは中之条地区の事業ということであるが、この事業の位置と事業概要はどうなっているのか。また、この事業は国庫補助対象になるのか。これに対し、古舟通りの東側部分の中之条地籍5ヘクタールを予定している。組合ができるまで技術援助ということで調査計画について上田市で助成することとし、委託料を計上した。土地区画整理事業の国庫補助対象基準は、施行者が地方公共団体と組合では違っているが、組合施行の場合は10ヘクタール以上の面積があり、かつその施行する中に12メートル以上の都市計画道路があって、都市計画道路を単独で用地買収をして施行した場合に全体の事業費の3分の1以上になること、もしくは事業費の3分の1以下の場合は、施行面積が20ヘクタールの場合に国庫補助対象になる。中之条地区については、上記の基準に当てはまらないので、国庫補助対象にならない。市は3ヘクタール以上ある場合に助成を行うということで市の単独で行う等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより討論に入ります。金井君。          〔21番 金井 忠一君登壇〕 ◆21番(金井忠一君) 議案第54号 平成8年度上田市一般会計補正予算第1号について反対の立場から意見を申し上げます。 本補正予算においては、常勤及び非常勤特別職職員等の給与等の引き上げがされております。また、歳入部分に消費税が転嫁されております。民間では長期間にわたる深刻な不況の中で、不況を切り抜けるために徹底したリストラが実施されております。上田市においても地方行革大綱が策定され、各種事業の民間委託等自治体リストラが実施されようとしております。また、ごみの有料化や各種手数料の値上げなど、サービスの有料化が一層強められ市民負担がふえてきております。上田市の財政状況を見ても、借金依存体質の極めて厳しい状況であることは承知のとおりであります。このような中で、今市民の切実な願いや要求を一つでも多く実現していくことが強く求められているのであります。 以上のような今日の社会的状況にかんがみてみて、三役の給与、議員等の報酬の改定は賛成しかねるものがあり、本補正予算の反対の理由であります。 また、消費税は3%から5%に来年4月から増税することが決定され、その負担は今までに比べても大変な状況が予想され、国民の中における反対の声が大きくなってきております。逆進性の高い消費税には反対の立場から、消費税が転嫁されている本補正予算に反対するものであります。 次に、本補正予算の歳入を見ると、補正額7億3,000万のうち実に6億7,600万円は市債で賄う、このような形の組み立てがされておるわけであります。補正後の予算額で見ると19.2%が市債という状況であります。国、県の補助決定などに伴うものとはいえ、自主財源はわずかであり、財政運営上指摘をしておきたいと思います。 次に、廃プラスチック類残渣処分委託については、現在の不燃物処理状況からして緊急避難的措置としてやむを得ないが、抜本的対策をあわせて講じていく上での具体的方策が不明確であることを指摘しておきたいと思います。 次に、フランス絹織物芸術展上田特別展開催事業補助金についてでありますが、従前の催しの補助に比べて1,500万という補助金は多いと思われます。蚕都上田の地場産業の育成という点からして必要な事業とは思われるが、活性化に向けての具体的なアプローチなど市民の意見が反映され、十分な検討がされた中での事業推進を図る必要があると思います。 次に、仮称山王山公園整備事業についてでありますが、趣旨は理解できますが、計画性という点、とりわけ長期基本計画の中での位置づけが明確でないという点を指摘しておきたいと思います。 以上のことを申し上げまして反対討論といたします。 ○議長(上原憲君) これより採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(上原憲君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第7 議案第55号及び第56号 ○議長(上原憲君) 次に、日程第7、議案第55号及び第56号2件一括議題とし、建設水道委員長の報告を求めます。建設水道委員長。          〔建設水道委員長 福沢 正章君登壇〕 ◎建設水道委員長(福沢正章君) まず、議案第55号については、上田処理区、南部処理区、別所温泉処理区、それぞれに国道か県道の舗装復旧工事費負担金が予算計上されているが、どうして6月補正で計上するのか、その理由は何か。これに対し、当初予算で見積もりをして計上したが、その時点では面積が未確認であったり、県の単価がはっきりしていなかった。その後、面積を確認して金額が確定したところ、当初予算では不足することになった。9月補正まで待っていると、秋口の舗装復旧になるので、なるべく早く復旧したいということで、今回計上をお願いした等の質疑応答があり、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第56号については、使用料の徴収事務委託料が計上されているが、当初予算でなぜ計上しなかったのか。また、委託料の200万円の算出根拠はどうなっているのか。これに対し、使用料の徴収事務は下水道課で今まで行っていたが、事務の合理化の一環として公共下水道の方式と同様に水道局に委託した方が効率的であるという結論になった。その結論を出すのに当初予算には間に合わなかった。委託料については、市水区域では水道と下水道の徴収事務にかかわる実質経費を件数で案分して1件当たりの単価を算出し、そこに件数を掛けた。県水区域については、県からデータをもらって使用料納付書を新たに発行することになるので、その経費を積み上げて出した等の質疑応答があり、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより議案第55号及び第56号を一括して採決いたします。本案2件、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件原案のとおり可決されました。 △日程第8 議案第57号~第62号 ○議長(上原憲君) 次に、日程第8、議案第57号から第62号まで6件一括議題とし、まず議案第57号、第58号及び第59号につき産業経済委員長の報告を求めます。産業経済委員長。          〔産業経済委員長 手塚 克巳君登壇〕 ◎産業経済委員長手塚克巳君) 議案第57号については特段の質疑もなく、可決すべきものと決定いたしました。 議案第58号については、用地について上田市で取得し、林業拠点施設についてはどうするのか。これに対し、用地は上田市で所得し、現在のところ林業施設等は上小市町村等で負担して建設をし、管理については信州上小森林組合への委託を考えている等々の質疑応答があり、可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第59号については特段の質疑もなく、可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) 次に、議案第60号、第61号及び第62号について建設水道委員長の報告を求めます。建設水道委員長。          〔建設水道委員長 福沢 正章君登壇〕 ◎建設水道委員長(福沢正章君) まず、議案第60号については、舗装をしていない道路について、市道路線の認定をする場合に認定後にすぐに舗装をするのか。これに対して、指定道路としてできた道路で地元で舗装ができないところについては、舗装をしてほしいという地元要望が出るところもある。少し前にできたものについては、舗装をしていなくても道路位置指定がとれたということがあるので、舗装をしていないところについては、市道認定後地元自治会と協議しながら舗装を行うようになる等の質疑応答があり、本案は可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第61号及び議案第62号については、いずれも質疑討論はなく、可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより第57号から第62号まで一括して採決いたします。本案6件、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、本案6件可決されました。 ここで、地方自治法第117条の規定により土地開発公社理事及び幹事の職にある議員の退席を求めます。          〔当該議員退場〕 △日程第9 議案第63号 ○議長(上原憲君) 次に、日程第9、議案第63号を議題とし、建設水道委員長の報告を求めます。建設水道委員長。          〔建設水道委員長 福沢 正章君登壇〕 ◎建設水道委員長(福沢正章君) 議案第63号については、信州ハム跡地買収のときよりも安く買えるという話であったが、この価格が最低なのか。これに対し、平成8年5月8日に土地開発公社から日本鉄建公団に売った用地は坪当たり221万9,450円であり、今回の買収単価は坪当たり94万1,805円であるので、現在の価格に比べれば、相当安いものと思っている等の質疑応答があり、本案は可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、本案は可決されました。          〔当該議員入場〕 △日程第10 議案第64号~第67号 ○議長(上原憲君) 次に、日程第10、議案第64号から第67号まで4件一括議題とし、建設水道委員長の報告を求めます。建設水道委員長。          〔建設水道委員長 福沢 正章君登壇〕 ◎建設水道委員長(福沢正章君) まず、議案第64号については質疑討論はなく、本案は可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第65号については、建設業法の一部改正が平成6年6月に公布された。改正された主要因は建設業界の一部の不祥事とか事故等によるものと思う。改正点は建設業者に対する許可基準の問題、経営事項の審査の問題、管理体系の問題等であり、今まで国の施行事業に限定されていたものが地方公共団体の請負業務に関しても適用になる。特に改正点の中で専任技術者の設置義務の改正があり、この点は平成8年6月に施行になるが、今回のように指名競争入札で業者を決定している場合に入札参加している業者に対して、今後建設部として専任技術者の設置義務等建設業法の改正に当たって、どのように対処していくのか。これに対し、現場の管理体制の点で所定の有資格者を置かなければならないことについては、入札参加願を出してある業者について法の改正点と照らし、業者側が整っているかどうか、早急に建設協会と連絡をとり実情を調査したいと思っている。 次に、現在の駅前には多くの放置自転車があるが、駐輪場が完成した後の放置自転車対策はどのようになるのか。これに対し、放置自転車の禁止区域を設ける条例制定を考えており、議案を9月議会に提案する予定でいる。これに基づいて、禁止区域に放置してある自転車は移動させるということで対応していきたい等の質疑応答があり、本案は可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第66号については、東急建設株式会社と随意契約した理由は何か。これに対し、北陸新幹線の上田駅の受注業者が東急建設株式会社であり、それと接している工事になるので、新幹線工事の仮設の物を使ってできる。そのため東急建設株式会社に発注した方が合理的、経済的にできるということである等の質疑応答があり、本案は可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第67号については、建設工事委託に関する基本協定の締結という議案になっているが、協定という表現はどういう意味か。また、金額に過不足が生じた場合はどのようにするのか。これに対し、協定とは日本下水道事業団に工事費を上田市が負担するということを約束する行為をいうものであり、工事費の変更はあり得るが、余る場合、不足する場合がある。その場合は、その時点で変更協定を取り交わすということが協定書の中にうたわれている等の質疑応答があり、本案は可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより第64号から第67号まで一括して採決いたします。本案4件、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、本案4件可決されました。 ここで15分間休憩いたします。          午後 2時29分   休憩          午後 2時46分   再開 ○議長(上原憲君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第11 報告第5号及び第6号 ○議長(上原憲君) 次に、日程第11、報告第5号及び第6号2件一括議題とし、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小宮山 仁君登壇〕 ◎総務文教委員長小宮山仁君) まず、報告第5号について申し上げます。 個人市民税の均等割額が500円上がるが、その影響はどのくらいあるのか。また、土地の譲渡所得の税率引き下げや固定資産税の負担調整による圧縮の影響についても伺いたい。これに対して、均等割については納税義務者を4万4,375人と見ているが、2,200万円ほどの税収入増となる見込みである。固定資産税の負担調整による影響額は7,400万円ほどの、さらに都市計画税の方で1,400万円ほどの減額となると見ている。譲渡所得については、実際の売買件数が年度によって大きく変動するため、なかなか正確に影響を見込めないことをご理解いただきたいとの質疑応答があり、本案は承認すべきものと決定いたしました。 次に、報告第6号については質疑、討論はなく、承認すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより第5号及び第6号を一括して採決いたします。本案2件、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件承認されました。 △日程第12 報告第7号 ○議長(上原憲君) 次に、日程第12、報告第7号を議題とし、まず総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小宮山 仁君登壇〕 ◎総務文教委員長小宮山仁君) 報告第7号中担当分について申し上げます。 政策推進部ほか関係において、地方交付税が最終的に49億1,959万円となっているが、このうち特別交付税はどのくらいあり、前年度に比べてどうなのか。これに対して、7億2,744万7,000円で、前年度対比は100.8となっている。 次に、歳入の市民の森公園使用料が随分減額されているが、何か特別な理由があったのか。これに対して、スケート場の関係で1月13日に無料開放を実施したことによる。 次に、教育委員会関係において、美術館構想策定事業費の減額は写真美術館の建設場所の見通しが立たないために懇話会を開けず、その予算を減額するとのことであるが、本来懇話会はどういう美術館を建設するのかを研究することが目的であったと思う。予算化したからには、本来の目的に沿って進めていくべきではないのか。これに対して、写真美術館を先行させるという方針が出ている中で、市街地に写真美術館を建設することで進めており、その建設場所を第一に考えていた。今後は十分その点に留意していきたい。 次に、小学校施設整備事業費で外構・グラウンド等工事の入札差金で1,740万1,000円を減額しているが、金額が大きいと思う。予算の見積もりが過大であったということはないのか。これに対して、説明が適切でなくて申しわけなかった。小学校建設費全体の工事費の中で、屋内運動場建設工事、プール建設工事、屋外環境整備工事、外構・グラウンド工事などで21億7,953万9,000円を見込んでいたが、これに対する契約額が21億6,213万8,000円で、その差額1,740万1,000円を減額補正したいというものであり、小学校建設費全体から見ると0.8%程度に相当する。 次に、浦里小学校の統合問題が長らく懸案となっている中で、浦里小学校問題検討委員会が1回しか開催できず、予算が減額となっているが、どう取り組んでいるのか。これに対して、2回の開催を予定していたが、第1回目を開くことができたのが12月であり、その後自治会長の交代もあって年度末までに第2回目の開催ができなかった。検討委員会の問題として自治会長が1年交代のため継続性が保てないということがあったので、8年度では5月22日に委員会を開催し、委員の選出方法について変更をお願いしたところである等々の質疑応答がありました。 次に、討論において、消費税に反対する立場から使用料に消費税を転嫁している本案の承認には反対するとの反対討論があり、挙手採決の結果、挙手多数となり、本案中担当分については承認すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) 次に、産業経済委員長の報告を求めます。産業経済委員長。          〔産業経済委員長 手塚 克巳君登壇〕 ◎産業経済委員長手塚克巳君) 報告第7号中担当分については、特段の質疑もなく、承認すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) 次に、厚生委員長の報告を求めます。厚生委員長。          〔厚生委員長 川上 清君登壇〕 ◎厚生委員長川上清君) 報告第7号中担当分について申し上げます。 まず、市民生活部関係において、同和対策費の中で生活環境整備事業費で東前山の委託料の減額がかなり大きいが、具体的に内容を聞きたい。これに対して、道路延長400メートルを5メートル50幅に拡幅したいということで、国の補助事業を申請するための委託調査料だったが、300メートル分は新設だから環境整備事業では認められないとのことから、委託測量をしても対象外のため、むだな支出をする必要はないと判断し、100メートル分の214万3,000円だけを委託測量に出して申請したためである等の質疑応答がありました。 次に、健康福祉部関係において、高齢者施設福祉事業費の老人施設入所者措置費で基準単価が変わったということだが、どのように変わったのか。これに対して、養護老人ホームと特別養護老人ホームの両方の措置費が当初予算の中では4%ぐらい上がるのではないかと見込んでいたところ、1.8%にとどまったことから減額になったのと、一施設の事務費の単価が1人当たり2万8,500円ほど減額になったことから、その施設だけで約2,000万円近く減額になったものである。 次に、福祉住宅施設整備事業費が減額になっているが、修繕で余った場合にはほかの福祉住宅を修理したり、ふやすようなことは考えられないのか。これに対して、ことしの3月に1軒取り壊した結果として現在16戸であるが、すべて入居済みである。今回の減額は北常田福祉住宅の工事を行った際の差金である。ほかの福祉住宅についても調査をしたが、現状では必要ないと判断した等々の質疑応答があり、本案中担当分については承認すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) 次に、建設水道委員長の報告を求めます。建設水道委員長。          〔建設水道委員長 福沢 正章君登壇〕 ◎建設水道委員長(福沢正章君) 報告第7号中担当分について申し上げます。 建設部関係において、市道新設改良工事費負担金で未施行による減額との説明であったが、なぜ未施行になったのか。これに対し、県で畑総事業を塩田で実施している。この事業で西前山から手塚にかけて幹線道路ができる予定になっており、滝の沢に橋台が2基完成している。平成7年度に上部工を県が実施する予定で上田市が負担金を計上したが、都合により工事が施行されなかった。それにより負担金の減額をお願いした等の質疑応答があり、本案中担当分について承認すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(上原憲君) 起立多数であります。よって、本案は承認されました。 △日程第13 報告第8号~第12号 ○議長(上原憲君) 次に、日程第13、報告第8号から第12号まで5件一括議題とし、まず報告第8号につき総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小宮山 仁君登壇〕 ◎総務文教委員長小宮山仁君) 報告第8号については、質疑、討論はなく、承認すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) 次に、報告第9号、第10号及び第11号につき厚生委員長の報告を求めます。厚生委員長。          〔厚生委員長 川上 清君登壇〕 ◎厚生委員長川上清君) 報告第9号については、一般会計からも相当な金額を繰り出している中で、現在3カ所ある事業センターに働いている人は何人か。これに対して、川西に18人、中塩田に23人、西塩田に17人で、合計では58人である。3カ所のものを1カ所に統合することも考えられるが、平均年齢が65.8歳と高齢化が進んでいて通うのが大変であるなど、実際には統合することは難しい等の質疑応答があり、本案は承認すべきものと決定いたしました。 次に、報告第10号については、電算処理事業委託料が9,900万円と金額が大きいが、ほかの安くできる業者に委託はできないのか。これに対して、委託先は国民健康保険長野県連合会であるが、県内の市町村はすべてそこを利用している。医療機関から来るレセプトを一括して処理して診療報酬の件数を審査するのが主な仕事で、すべてわかっていないと計算ができないことから、全国でも各都道府県でそれぞれ一つずつ連合会があって、共同でお願いをしている。 次に、委託料はレセプト1枚当たり幾らになっているのか。これに対して、20円75銭となっている。また、保険者台帳及び被保険者台帳などの異動処理は磁気テープでお願いしており、1回につき1万3,390円となっている等々の質疑応答があり、本案は承認すべきものと決定いたしました。 次に、報告第11号については、質疑、討論はなく、本案は承認すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) 次に、報告第12号につき建設水道委員長の報告を求めます。建設水道委員長。          〔建設水道委員長 福沢 正章君登壇〕 ◎建設水道委員長(福沢正章君) 報告第12号については、質疑、討論はなく、承認すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより第8号から第12号まで一括して採決いたします。本案5件、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、本案5件承認されました。 △日程第14 報告第17号及び第18号 ○議長(上原憲君) 次に、日程第14、報告第17号及び第18号、2件一括議題とし、まず報告第17号につき建設水道委員長の報告を求めます。建設水道委員長。          〔建設水道委員長 福沢 正章君登壇〕 ◎建設水道委員長(福沢正章君) 報告第17号については特段の質疑もなく、本案は承認すべきものと決定いたしました。 ○議長(上原憲君) 次に、報告第18号につき総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。          〔総務文教委員長 小宮山 仁君登壇〕 ◎総務文教委員長小宮山仁君) 報告第18号については質疑、討論はなく、承認すべきものと決定いたしました。
    ○議長(上原憲君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより第17号及び第18号を一括して採決いたします。本案2件、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件承認されました。 △日程第15 議案第68号及び第69号 ○議長(上原憲君) 次に、日程第15、議案第68号、介護保険法の制定に関する意見書及び議案第69号、ボランティア活動の振興を求める意見書、2件一括議題とし、提案理由の説明を求めます。川上君。          〔16番 川上 清君登壇〕 ◆16番(川上清君) まず、議案第68号、介護保険法の制定に関する意見書について趣旨弁明を行います。 この意見書は、厚生委員全員の賛成を得て提案するものです。以下、案文の朗読をもって趣旨弁明といたします。    介護保険法の制定に関する意見書 わが国は医学の進歩などにより世界でトップクラスの長寿社会を実現したが、このことは大いに評価されてしかるべきである。 しかしながら、長寿社会の実現は我々に深刻な介護問題を突き付けるに至っており、急速にやってくるわが国の超高齢社会はこの問題の解決を避けては通れない。 国はこの問題に対応するために「介護保険法」の制定を図るべきであるが、その内容や保険主体などについて地方自治体や一部の福祉関係者の間から「保険あって介護なしにならないか」、「第2の国保になる心配がある」、「具体的なサービスの中身がわからない」といった声が表明されている。政府はこれらの危惧や不安を払拭するために、介護制度についての中長期ビジョンや財源対策を明確にするとともに、介護を担うマンパワーの充実や現行医療・福祉制度が抱える諸問題の改善を急ぐべきである。 よって政府におかれては、介護保険法の制定に当たって国民及び地方自治体の意向を十分くみ取り、21世紀に通用する公的介護制度を早期に確立するため、次の事項について実施されるよう強く要請する。             記 1 目指すべき介護体制と具体的な介護サービスの内容及び財源等を国民  に明らかにするとともに、論議を十分尽くすこと。 2 保険主体については、地方自治体が抱く危惧や不安の解消がはかられ  るよう、地方自治体と十分な協議をすること。 3 ホームヘルパー、訪問看護婦等の人材や老人保健施設、特別養護老人  ホーム等の施設など、介護供給体制を優先的に整備すること。また、そ  のために新ゴールドプランの前倒し整備と財源確保を図ること。 以上であります。 次に、議案第69号、ボランティア活動の振興を求める意見書について趣旨弁明を行います。 この意見書は、ボランティア活動の振興を求める陳情を厚生委員会で採択し、厚生委員全員の賛成を得て提案するものです。以下、案文の朗読をもって趣旨弁明といたします。    ボランティア活動の振興を求める意見書 阪神・淡路大震災においてボランティア活動に参加したものは相当数に上り、我が国のボランティア活動は大きな脚光を浴びることとなったが、同時に大きな潜在能力を示すものとして評価すべきである。 当市は災害の少ない地域ではあるが、個人・団体など多くの市民がこのボランティア活動に参加して被災者のために人的援助にも力を尽くした。 こうした国民や民間団体による自発的意志と無償行為を基本とするボランティア活動は、政府や地方公共団体の公的機能の不足・不備を補うとともに、国民・住民間の連帯と自立の意識を高めるものとして一層重要となるものである。 しかしながら、我が国ではボランティア活動を支える社会的条件の整備が欧米に比べて遅れており、国民の多くが参加したくても参加できない実態がある。 よって政府におかれては、次の事項について速やかに実施されるよう強く要請する。             記 1 ボランティア活動の諸条件を整備するための「ボランティア基本法」  及び「ボランティア休暇法」を制定すること。 2 ボランティア教育の拡大を図るため、学校教育においてボランティア  活動の実践を取り入れること。 3 ボランティア団体に対する税の減免措置を講ずること。 4 ボランティア団体の活動や訓練、研修等に対して助成するための「ボ  ランティア基金」を設置すること。 5 ボランティア活動中の事故に対する補償制度の整備・拡充を図ること。 以上であります。本案2件、全員の皆様のご賛同をいただき、ご議決賜りますようお願い申し上げまして趣旨弁明といたします。 ○議長(上原憲君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) お諮りいたします。本案2件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより第68号及び第69号を一括して採決いたします。本案2件、原案のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件原案のとおり可決されました。 △日程第16 議案第70号及び第71号 ○議長(上原憲君) 次に、日程第16、議案第70号、水資源の総合的開発を求める意見書及び議案第71号、第9次治水事業五箇年計画の策定と計画規模の大幅な拡大に関する意見書、2件一括議題とし、提案理由の説明を求めます。福沢君。          〔14番 福沢 正章登壇〕 ◆14番(福沢正章君) まず、議案第70号、水資源の総合的開発を求める意見書について趣旨弁明を行います。 この意見書は、建設水道委員の賛成を得て提出するものであります。以下、案文の朗読をもって趣旨弁明といたします。    水資源の総合的開発を求める意見書 近年、国民生活水準の向上、都市化の進展等により、水需要に対し水資源の供給が追いつかない状況が続いている。また、長期的な小雨傾向等が追い討ちをかけ、水需給事情は非常に逼迫したものとなっている。水資源は国民生活や産業生産上不可欠な資源であり、その確保に一層の努力が求められている。と当時に水資源の開発と確保には一定の限界もあることから、今後、限られた水資源の節約や有効利用等にも最大限の努力をしていく必要がある。 よって政府におかれては、逼迫した水需給を緩和し、国民の水需要に応えていくためにも次の対策を実施されるよう強く要請する。             記 1 広域及び地域に係わる「水需給見通し」の見直しを行うとともに、ダ  ム整備、リバーネットワークの整備及び工業用水・雑用水・農業用水の  循環利用等を総合的に推進すること。 2 異常渇水時に備えて豊水期の水を貯留する渇水対策ダムや既存水資源  施設の再開発を計画的に進めること。 3 水の有効利用を促進するため、治水・利水・排水処理の一貫的水管理  システムを確立するとともに、水の循環利用を促進する「中水道整備促  進法」(仮称)を制定すること。 4 国民や企業に対する節水意識や水の有効利用を高めるための教育や行  政指導を充実し「節水型社会」の形成に努めること。 以上であります。本案について全員の皆様のご賛同をいただき、ご議決賜りますようお願いいたしまして趣旨弁明といたします。 次に、議案第71号、第9次治水事業五箇年計画の策定と計画規模の大幅な拡大に関する意見書について趣旨弁明を行います。 この意見書は、議長の要請を受けて建設水道委員の賛成を得て提出するものであります。以下、案文の朗読をもって趣旨弁明といたします。    第9次治水事業五箇年計画の策定と計画規模の大幅な拡大に関する意    見書 わが国は、地形・気象等の自然条件に加えて、急激な都市化の進展等の社会条件から災害の起こりやすい国土条件下にある。 治水事業は、多発する水害や土砂災害から国民の生命・財産を守り、渇水被害の防止をはかり、豊かで潤いのある国土基盤を形成するための根幹的な事業であり、最も優先的に推進されるべき事業である。 また、21世紀に向け、時代の大きな転換期を迎えるなかで、今後の河川整備に当たっては、高齢化社会の進展、環境意識の高揚等を的確にとらえた新たな施策の展開が必要である。 しかしながら、本市は地形が急峻な自然条件に加え、河川、砂防及び急傾斜地崩壊対策事業が立ち遅れていることから、幾多の災害に見舞われるなど事業の促進が急務になっている。 よって政府におかれては、平成9年度を初年度とする第9次治水事業五箇年計画を策定し、積極的な投資規模を確保するとともに、その強力な推進を図るよう強く要請する。 以上であります。本案について全員の皆様のご賛同をいただき、ご議決賜りますよう願いいたしまして趣旨弁明といたします。 ○議長(上原憲君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) お諮りいたします。本案2件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) これより第70号及び第71号を一括して採決いたします。本案2件、原案のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原憲君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件原案のとおり可決されました。 以上で本日の日程は終了いたしました。 これにて平成8年6月上田市議会定例会を閉会いたします。   午後 3時 19分   閉会...